スプリングピン

スプリングピンの活用方法をご提案します。
当社スプリングピンは「材料特性」を活かした加工方法で加工しています。
規格品は在庫販売しており、即納体制を整えております。

スプリングピンの特長

  1. ピンの外径よりも僅かに小さい相手穴に挿入することでセルフロックする。
  2. シャフト(中実ピン)に比べ中空のため軽量である。
  3. 軸(シャフト)と穴との「はめ合い許容差」の様な穴の精度は要せずたわみを利用した使い方ができる。
  4. 樹脂などのヒンジに使用した場合、ばね作用で複数の機能を利用できる。(任意の位置に保持+回動等)
  5. シャフトに比べたわみが働き振動による脱落に強い。
  6. せん断力を増す為にダブルピンにすることも可能。

<主な使用例>さまざまな用途でご使用いただけます。

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当社スプリングピンの特長

  1. 面取り加工を施し両端を絞っているため、相手穴にのぞきやすく挿入性が良い。また絡みにくく、自動挿入に適しています。
  2. 使用箇所・用途にあわせ材質、合わせ目の形状等が選択できます。(ステンレス、ばね用鋼。波形、ストレート形。)
  3. 外径φ1以下のマイクロスプリングピンも扱っています。
  4. 回転・摺動仕様に合わせた形状の提案が出来ます。
  5. ダブルピンも自動で組立可能。(特注品としての扱いとなります。)
  6. 弊社加工方法は、材料のロール目方向を利用しばね特性を引き出しています。

製品紹介

<形状と特性>

形状 波形 ストレート形
種類 一般用 軽荷重用 一般用
材質 SUS420J2 ばね用鋼 SUS304-CSP SUS420J2 ばね用鋼
形状による特性
  1. 真円度、引抜き荷重に優れている。
  2. 相手穴に挿入した際、波形の山と谷が交互にたわみスキマ形状が波形になる為ヒンジ等の回転する部分に使用した場合、円周全体がラジアル方向に接触し死角がなくなる為、回動がスムースとなる。(ストレート形の場合、スキマが直線的になり、円周上に未接触部分の死角が出来る。)
  3. スキマ形状が波形なので絡みにくい。
  4. 熱処理を施している為、シャフト(中実ピン)と同等レベルの硬度が得られる。但し、せん断力はシャフト(中実ピン)より落ちる。
  1. 一般用より挿入力が小さい。
  2. 軽量の部材( アルミ、銅などの軟金属、樹脂)に向く。
  1. ストレート形なので挿入性が良い。
  2. 波形よりダブルピンに向いている。
  3. ストッパーに向いている。
  4. 熱処理を施している為、シャフト (中実ピン)と 同等レベルの硬度が 得られる。但し、せん断力はシャフト (中実ピン)より落ちる。

主な用途

位置決め・ガイド ○ ○ △ ○ ○
ヒンジ ◎ ◎ ◎ ○ ○
部品締結 ○ ○ ○ ○ ○
ストッパー × × × △ ○

※波形スプリングピンは波形状に応力集中を起こし、形状変化による切り欠き現象(応力集中)で
小さい力で折損する恐れがある為、ストッパーには不向きです。

規格品ご利用に際してのご注意

  • 規格品につきましては、汎用品として当社品質管理システムで管理しております。
    指定条件以上の管理項目、品質等 の指定は出来ませんので予めご了承下さい。
    規格品の寸法違い、形状違い等の仕様の違う製品は、特注品で対応可能 ですので担当者にご相談下さい。
  • 用途以外の使用につきましては、事前打ち合わせが必要となります。

製品に関するお問い合わせ

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